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「スポーツビジネス最強の教科書」に学ぶスポーツビジネス。第12回:テレビとスポーツ

   

スポーツビジネス最強の教科書

ビジネスの世界でここ数年右肩上がりで成長している業界があります。それは、スポーツビジネスです。スポーツビジネス市場は2014年には1460億ドルを超えると推計されるなど、メディア、スポンサー企業、広告マーケティング、スタジアム、スポーツ用品などの産業を巻き込みながら、巨大なビジネスへと成長しています。

スポーツビジネスの現状を踏まえて、改めてスポーツビジネスについて勉強してみようと考え、手にとったのが平田竹男さんの著書「スポーツビジネス最強の教科書」です。

平田さんは通産省を経て、日本サッカー協会の専務理事を務めたかたで、現在は早稲田大学大学院スポーツ科学研究科教授を務めてらっしゃいます。平田さんが教えた生徒には、あの桑田真澄さんがいらっしゃいます。

平田さんの著書「サッカーという名の戦争-日本代表、外交交渉の裏舞台-」が面白かったので、「スポーツビジネス最強の教科書」も楽しみにしていたのですが、非常に読み応えがある本なので、自分が興味をいだいた箇所はメモとしてブログに残しておこうと思います。

今回はテレビとスポーツについて、書かれた箇所の読書メモをご紹介します。
※データは2012年10月の出版当時のものです。

オリンピックとFIFAワールドカップの放映権

  • FIFAワールドカップの場合は1カ国で1つのTV局に対してだけ独占的に放映権を与える方式をとっている
  • 日本ではオリンピックやFIFAワールドカップの放送は、放映権料が莫大なため、NHKと民放が組むジャパンコンソーシアムによって共同で落札し、国内で各TV局に放送種目、放送試合を振り分ける方式をとっている
  • ジャパンコンソーシアムは、2010年バンクーバー大会と2012年ロンドン大会を合わせて325億円で購入している
  • 費用負担割合は、2006年トリノ大会以降NHKが70%、日本民間放送連盟が30%
  • FIFAワールドカップは2002年以降からジャパンコンソーシアムが購入している。2010年南アフリカワールドカップは200億円
  • IOCは2010年バンクーバー大会、2012年ロンドン大会の放映権で総額38億ドルを獲得した。毎回20%ずつも増加し続けている
  • アメリカのNBCテレビは、開催地が決める前から2010年冬季と12年夏季大会を約22億100万ドルで落札したが、高額落札者のNBCテレビの都合によってオリンピックの競技開始時間が変わっている
  • 2008年北京オリンピックの水泳の決勝は午前中に設定された。それは、アメリカのNBCテレビがマイケル・フェルプスの決勝種目をゴールデンタイムにしたいため
  • 毎回、アメリカのゴールデンタイムに競技時間を合わせようとすることは、オリンピックが商業主義と揶揄される問題点
  • オリンピック競技におけるライブ中継時間は北京オリンピックでおよそ3800時間。約200カ国で放送され、世界中で40億人がオリンピックをテレビ観戦した
  • 世界各国の放送局の要因総数は1万2000人で、出場選手総数の1万1193人より多い
  • FIFAは2010年南アフリカ大会では24億8000万ドルの放映権を獲得している

日本野球機構の放映権

  • 最も高い時で1試合1億2000万円以上だったと言われている
  • プロ野球の場合、放映権の交渉はリーグ一括ではなく、各球団との個別交渉
  • 試合の収益はホームチームに入るため、巨人がビジターゲームの時はホームチームが放映権を得ることが出来た

地上波のスポーツ中継

  • NHKの場合、アマチュア野球と相撲に中継が集中している
  • 日本テレビはサッカー、プロ野球、モータースポーツが多い
  • TBSはゴルフとプロ野球が多い
  • フジテレビは競馬、サッカー、モータースポーツ(F1)、フィギュア、バレーボールが多い
  • テレビ朝日はゴルフ、プロレス、フィギュアが多い
  • テレビ東京は競馬、ゴルフ、モータースポーツが多い
  • 一部の県では放送がみられないといった問題点や放送にタイムラグがある県が存在するといった問題がある

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