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これもミクスチャーロックだ。スティング「Symphonicities」

      2012/11/09

スティングの「Symphonicities」は、スティングやポリスの名曲を、クラシックなアレンジで、新たに録音したアルバムです。(余談ですが、「Symphonicities」というタイトルは、過去のポリスのアルバム「Synchronicity」から派生したものです。)

ロックの名曲を、クラシックのアレンジで聴かせるというアルバムは、他のアーティストもリリースしていますが、
スティングの「Symphonicities」は、それらとは全く異なる作品だと、感じました。

クラシック音楽のフォーマットを用いた「ロックンロール」

このアルバムが、他のクラシックアレンジのロックアルバムと違う点は、1曲目の「Next to You」に現れています。ポリスの疾走感あるパンクな曲調はそのままに、バックの演奏を弦楽器にしてるだけなのです。

ロックの名曲のクラシックアレンジにした時の何点は、原曲のグルーブ感(疾走感)がなくなってしまうことだと、個人的には感じていました。ただ、このアルバムは原曲のグルーブ感を損なうことなく、クラシックのアレンジを取り入れたことで、原曲のグルーブ感はそのままに、原曲の持っているメロディの力が、より弦楽器や管楽器の力を得て、さらに強調されています。

クラシックとロックの融合、というのは今まで様々なアーティストがトライしてきましたが、このアルバムは非常に完成度が高く、スティングはクラシックとロックのよさを取り入れた、新たなプラットフォームを発明したと言えるほどです。

ミクスチャーロックを追求してきたスティング

クラシックとロックとのミクスチャーロックがなぜ成し得られたのか。それは、スティングというアーティストの力量と彼のキャリアによるところが大きいと思います。

ポリスというバンドは、レゲエとパンクのよさを融合させたミクスチャーバンドでした。ソロになっても、ジャズ、クラシックなど様々な分野の音楽を貪欲に取り入れ、自身の表現の幅を広げてきました。そういう意味では、スティングというアーティストは、ミクスチャーロックをキャリアを通じて追求してきたアーティストのだと、改めてこのアルバムを聴いて感じました。

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