手元において何度もよめる1冊。書評「風の谷のあの人と結婚する方法」(須藤元気)

格闘家として活躍した後、ベストセラー作家となっただけでなく、拓殖大学のレスリング部の監督として大学日本一、WORLD ORDERのメンバーとして海外でも高い評価を受けるなど、幅広い分野で活躍する須藤元気。本書は、須藤元気が以下の項目について、自分の考えをまとめた1冊です。

  • 学びについて
  • 人間関係について
  • 心のコントロールについて
  • 時間について
  • 成功について
  • 身体作りについて
  • リラックスについて

夢がかなった状態をイメージするのが成功の第一歩

本書で印象に残っているのは、「成功について」についてです。成功するための最初のステップとして、須藤元気が語っていたのは、まず成功した状態をイメージすること。自分がやりたいこと、目標があったら、やりたいことや目標が達成された状態をイメージすること。それも、具体的にイメージすることが重要だというわけです。

イメージすることで、自分が目標を達成するために、何が必要なのかがわかり、必要なことがわかれば、すべき努力も明確になります。そして、成功のイメージは、なるべく具体的に描くこと。具体的に描くことが、夢をつかむ第一歩なのです。

現実を成功した状態にしてしまう

須藤元気が強調していたのは、「イマジネーションは現実になる」ということです。言い換えると、現実の世界を成功している状態に変えてしまえば、次第に作り上げた状況に慣れ、成功した状態になるというわけです。

例えば、社長になりたい人がいるとしたら、「社長だったらもっと書類を整理するだろう」とか、「できる社長はほかの社長よりも早く出社する」とか、とにかく自分が出来る範囲でいいので、やれることをやるのです。

お金持ちになろうと思っても、スーパーのチラシの端っこにある安売りチケットをはさみでチョキチョキやっていては、なるのに時間がかかります。定食屋さんで50円の割引券をもらって、それを集めていても同じです。節約は素晴らしいことですが、その「意識」ではお金持ちにはなりにくいのです。なぜなら、節約することは「お金持ち」の意識レベルではないからです。

まずはなりたいものの風格をまとうこと。
そうすれば周囲の人達の意識レベルも同調するので、自然とその夢が叶えられていく、というわけです。

「自分だけ」ではなく「みんなで」幸せになる

須藤元気が成功するためのコツとして挙げていたのは、「Weで物事を考えること」です。相手が損して、自分が得するという考え方は、トータルでは成功出来ません。

ビジネスをするときにも、「お客さんがいかに満足させてあげれられるか」を先に考えて商品を作り続けると、最終的には成功します。「いかにお客さんからお金をとろうか」という発想から商品を生み出していると、最初そこそこ売れていても、ビジネスとしては成功しません。この世の法則は「与えるものは得るもの」というわけです。

須藤元気がなぜ格闘家としてだけでなく、幅広い分野で成功できるのか。そのことが、本書を読んでいると少しだけわかった気がします。本書は、須藤元気の考え方が、非常にわかり易い文章で書かれていて、すっと頭に入ってきます。

文章量も少ないので、手元においておいて、うまくいかないときに読み返す本として、おすすめの1冊です。

WORLD ORDER「Welcome to Tokyo」

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