高城剛 単独トークライブ 読者大感謝祭 in 両国国技館「裏があってもいいじゃないか」

昨日、「高城剛 単独トークライブ 読者大感謝祭 in 両国国技館「裏があってもいいじゃないか」」に行ってきました。2015年6月に、「旅は、人を幸せにするのか?」というテーマで読者大感謝祭が開催されましたが、今回は場所が両国国技館。前回より大規模なイベントになり、2階席は無料でしたが、アリーナ席、特別観覧席は有料。アリーナ席、特別観覧席のチケットを購入された方は、非売品書籍『(違った意味で)人生を変える南の島々“裏”』(通称『裏本』)をプレゼントするというおまけつきです。会場は満員御礼。高城さんの話を聞こうと、多くの人が会場を訪れました。

とにかく「怪しい」

僕は2階席だったので、入口で当選メールを見せて、チケットを引き換えて、入場しました。会場の外では2種類のちゃんこ鍋、ワイン、ビールなどが販売され、ロビーでは高城さんにまつわる、様々なグッズが販売されていました。ただ、販売されているグッズが、とにかく「怪しい」。高城さんの著書、高城さんが撮影したポストカード、高城さんがプロデュースしたTシャツといったグッズだけでなく、高城剛さんがよく食べるローストビーフを挟んだクロワッサン、真っ黒い袋に入って中身が見えない3,480円もする「裏本」(怪しすぎて、終演後も余ってました)、200g以下のドローンとコントローラー、ヘンプオイルが入った20,000円以上するCBDオイルといったグッズが並んでいました。これらの「怪しい」グッズを求めて、長蛇の列が出来て、売れていく様子は、異様でした。

高城さんの話も、とにかく「怪しい」。Appleのプレゼンのように、自身の書籍の売れ行き、メールマガジンの読者数の増加の御礼から始まり、2つのパスポートを取得する方法と取得できる国、アメリカ大統領選挙と本当のアメリカの姿、今年の夏に高城さんが回った南の島々、そして高城さんが脳波、DNA、免疫系などなど徹底的に行なった身体検査と健康に対する取組など、「裏」にまつわる様々なテーマの話をしてくれました。テーマが多岐に渡ったため、前回の「旅」をテーマにしたトークライブに比べると散漫な印象を受けましたが、圧倒的な知識と行動量に基いた話を、興味深く楽しませてもらいました。

どんな物事にも「裏」がある

アメリカの大統領選挙、アメリカの現状に対する説明が分かりやすかったのですが、メディアは注目を集めるために、人が飛びつきやすい発言を拡大して取り上げます。

アメリカの大統領選挙で、メディアが都合よく取り上げていたのは、ブルックリンやポートランドのようにおしゃれなアメリカです。しかし、大統領選挙の結果で明らかになったのは、ブルックリンやポートランドのようなアメリカは、アメリカのほんの一部であり、真のアメリカはデトロイトのように破綻寸前だったり、日々の生活に苦労しているのが現状だということです。物事には「裏」があり、表と裏を把握した上で、自分の目で判断しなきゃいけない。高城さんはアメリカ大統領選挙を例に、メディアの誰がどの政党を支持していたのか明らかにしたうえで、メディアが取り上げる話には「裏」があるので、注意深く読み解く必要があることを頭に入れて、ニュースに触れる必要があるという事を、教えてくれました。

高城剛にも「裏」がある

今回のトークライブに行って、僕は高城剛という人の「裏」の姿を観た気がしました。表向きは、高城剛という人は、沢尻エリカの元夫で、最先端のテクノロジーに精通し、エネルギッシュに世界中を移動し続けているけど、何を仕事にしているのか分からない。そんな人だと思います。そんな高城剛が「表」の姿だとしたら、「裏」の高城剛はどんな人なのでしょうか。

「裏」の姿の一端が感じられたのは、高城さんが健康に関するテーマの話をしていた時です。検査の結果、高城さんは膵臓がんの可能性があると診断されます。膵臓がんはスティーブ・ジョブズが亡くなった病気であり、とても進行の早いがんだと言われています。診断の結果にショックを受けた高城さんは、徹底的に身体を検査し、どこにがんがあるのか探ろうとします。そして、仕事を変え、ストレスを徹底的に下げ、健康に一層気を配ることで、症状を改善させようと試みます。努力の甲斐もあって、症状は改善されていたようですが、

前回のトークライブとは違い、高城さんの話は途中詰まる事も多く、上手く話せてたとは言えませんでした。健康問題の影響か、少し元気がないようにも見えました。しかし、その姿を包み隠さなかったことで、僕は「高城さんも普通の人間なんだなぁ」と、嬉しくなりました。表向きの顔ではない、「裏」の高城剛、本当の高城剛の姿を見たような気がしました。

以前、高城さんのメールマガジンを読んで、印象に残っていた事があります。実は、高城さんは自分が面白い人だとは思っていないのだそうです。面白い発想が常に出来る人ではないという自覚があるので、世界を回り、人があまり行かない場所にいき、様々な人に話を伺い、体験することで、人とは違うアイディアを生み出したり、書いたり出来るように努力している。そんな事が書かれていました。

今回の高城さんのトークライブは、誰よりも人生を楽しんでいるように見える高城さんの姿に隠されていた、仕事、健康、将来といった問題に、僕らと同じように真剣に悩み、現在も解決策を探りつづける高城さんの姿が見れて、僕は安心しました。自分がやっていることが、間違っていない。そう感じる事が出来ました。

「裏」という切り口は、すごく面白いと思いました。白鳥が優雅に水面に浮かんでいるようにみえて、実際は水面下で必死に水かきを動かしているように、物事には、表があれば、裏がある。どんな人にも、物事にも、表があれば、裏がある。そんな事を考えさせられたトークライブでした。

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