トラウムトレーニング講習会〜第2回「運ぶ」〜受講メモ

2016/02/02

先日、川崎フロンターレの風間八宏監督が監修している「トラウムトレーニング」の講習会に参加してきました。講師は筑波大学監督の内藤清志さん。「トラウムトレーニング」とは、個人技術、個人戦術のレベルアップに特化したトレーニングです。第2回のテーマは「運ぶ」です。講習会で学んだことをまとめてみました。

2人1組でパス練習

2人1組でパス練習。パスをワントラップしてパス。

ポイント

  • 自分にとって「一番いい場所」でボールを止める
  • 足元からボールが離れると時間がかかってしまうので、一番正確に、時間がかからない場所で止める

三角形のボール回し

4人1組でパス練習。3人で三角形を作って、1人が中に入る。中に入っている人にパスを出し、中の人が外の人にパスを出す。
慣れてきたら、パスを受けたくない人は手を上げる。手を上げた人にはパスを出してはいけない。

ポイント

  • 顔を上げて周りの状況を判断する
  • 状況を判断できる「一番いい場所」にボールを止める

コート内でドリブル

フットサルコート半面を使って、20人ほどでドリブル。

ポイント

  • ドリブルの時は背筋を伸ばす
  • いつも「一番いい場所」でボールを運ぶ

インサイドとアウトサイドでドリブル

インサイド、アウトサイドとボールを触る足を切り替えながら、身体を左右にステップに踏みながらドリブル

ポイント

  • 常にすぐに足を出せる位置にボールを置く

身体の後ろにボールを通してドリブル

足の裏でボールを身体の後ろに引いて方向転換。右足を使って右から左に、左足を使って左から右に。

ポイント

  • 左右両足で出来るように心がける

ボールを「運ぶ」上で意識すべきこと

  • 「止める」筋肉と「動かす」筋肉を意識すること
  • 自分の身体がうまく動かなければ思い通りのプレーは出来ない
  • 身体の前側の筋肉は「止める」ための筋肉、身体の後側の筋肉は「動かす」ための筋肉
  • 前側の筋肉は肥大しやすい
  • 「上手くなる」ということは「速く」なるということ

スラロームトレーニング

コーンを等間隔で置いて、コーンの間をスピードを落とさないようにすり抜ける。ボールなしでトレーニングした後、走るスピードと同じスピードでボールを運べるように、ボールを使ってトレーニング。

ポイント

  • 上半身が先で、身体の力を抜くこと
  • 足は後からついてくる
  • 手は前ではなく、後ろに振る

ステップトレーニング

等間隔に高さ15センチほどの棒をならべ、足を上げて走り抜ける。
ステップの仕方は、前向き、左右横向き、2歩進んでジャンプして戻る、足を交差させるステップなどを組み合わせる

ポイント

  • 背筋を伸ばすこと
  • 身体の揺れを感じる
  • 頭で身体の動きを意識する
  • 右にも左にも動ける体勢を意識する

2対1のパス練習

2対1の組み合わせでのパス練習。1人がパスの出し手、1人がパスの受け手。1人がパスをカットしようと動く。パスの受け手がマークを外そうと動き、タイミングを合わせて出し手がパスを出す。パスはカットしようとする人の前にも後ろに出してもOK。

ポイント

  • 受け手が相手から離れた瞬間にボールを出す
  • 受け手は相手の動きを見て、受ける場所を変える。
  • 相手が届かない場所にボールを出すときは、パスのスピードは早くなくてもOK
  • 受け手と出し手の呼吸が合わなくて、パスが繋がらなかった時、敵の「背中」がどちらを向いていたかで、パスをどこに出した方が効果的だったかを判断する

鬼ごっこ

3人1組になって、1人がボールを持ち、1人が鬼役。鬼役はボールを持っている人にタッチできれば交代出来る。ボールを持っていない人にはタッチ出来ない。ボールを持っている人は、ボールを取られないようにプレーする。鬼になっていない人に、ボールをパスしてもOK。他の組のボールを受けたり、ボールを持っている人にタッチしてもOK

感想

今回の講習会で最も印象に残ったのは、「上手くなるということは、速くなるということ」という言葉でした。これは、どんな仕事にも通じる話だと思いました。技術が高まればスピードが上がる。スピードを上げるために、身体をスムーズに速く動かす。身体をスムーズに速く動かすために行うのが、本当のフィジカルトレーニングなんだと感じました。辛いことが嫌いなはずの大人たちが、指示されていないのに、身体の動きを確認するために、スラロームトレーニングを繰り返す光景は、見ていて面白かったです。

今回の講習会で、ボールを運ぶということは、身体を運ぶことなのだということを学びました。身体を上手く運べれば、ボールも上手く運べる。そう考えると、日本代表の選手でドリブルが上手い選手がいなかったり、1対1で相手のドリブルを止めるのが上手い選手が少ないのは、身体を運ぶことが下手だからなのかもしれないと思いました。

次回の講習会もぜひ参加したいと思います。

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