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2017年J1第5節 ベガルタ仙台対川崎フロンターレ プレビュー「苦しい時こそ理想にこだわれ」

   

2017年Jリーグ第5節、川崎フロンターレの対戦相手はベガルタ仙台です。

目指すべき理想より、目の前の試合

川崎フロンターレは、中断期間に入る前に幾つかの課題をかかえていました。特に大きな問題としてのしかかっていたのは、小林の代わりに得点を取る選手がいないという課題です。FC東京戦は小林がマークされたら、他に得点を奪うためにゴール前に入っていく選手がおらず、ボールは保持できているのですが、シュートチャンスを作る事が出来ませんでした。この課題をどう解決するのか。それが、この試合のポイント、だと思っていました。

しかし、チームはそんな課題に取り組める状態ではないように見えます。その理由は、怪我人が10人以上いるからです。取り組みたい課題があるけど、そんな事いってられない。3年後の理想の生活より、まずは今日のご飯。とりあえず、目の前の戦いをどう凌ぐか。そんな事に頭がよぎりがちです。

僕は4月は厳しいチーム状況になることは予想していました。天皇杯からのオフが2週間しかなく、選手は十分な休養がとれずにシーズンをスタートしています。準備期間も他のチームに比べると短く、小さな怪我をかかえたまま、シーズンをスタートした選手もいたはずですし、チームのやり方に馴染もうと負荷をかけた選手もいたはずです。そして、ACLに出場することによる試合増と移動によって、選手の負担は増えています。この状況をしのいで、チーム状態が上向いた時に手を打つ、そう考える監督が多いと思います。

苦しいときこそ課題に向き合う

しかし、僕はこんな状況こそ、課題に真正面から向き合い、どう解決するのか考えた方が、試合にも勝てるし、結果的にこの状況をしのぐことになる気がしています。選手の不在を嘆いていても仕方がありませんし、むしろ、ないないづくしの状況で、悩み抜いて打った手が上手くいくことがあります。選手がいたら選手の力を足し算して解決しなきゃいけませんが、選手がいなかったら、人の配置を変えたり、普段と違う役割を与えたりすると、今まで発揮されてなかった力が発揮されたりします。無人島で生き残ろうと行動した結果、都会にいる時には発揮されなかった能力を駆使して生き残る人がいますが、川崎フロンターレにとっては、今の状況は最悪な状況に思えますが、もしかしたら最高の状況かもしれません。

チームは怪我人は多いですが、幸いにも小林、中村、大島、谷口、チョン・ソンリョンといった「抜けたら本当にヤバイ」選手は、出場出来る状態です。この選手たちのうち、2人以上離脱したらさすがにまずいと思いますが、まだチームとして勝負を捨てたり、やり方を変えてでもしのぐ程ではありません。むしろ、最低限の土台はどうにか確保しつつ、新たなものを載せられる状態は保っています。だから、鬼木監督や選手の発言に悲壮感がないのです。

この試合は、サポーターが望むような、ボールを保持して、相手の守備を崩し切る展開にはならないと思います。しのぐところはしのぎつつ、ここぞというところで、プレーのスピードを上げて、きちんと相手を仕留めきれるか。そんな試合になると思います。簡単な試合にはならないと思いますが、こういう苦しい状況の乗り切り方次第で、チームは変わります。どう戦うか楽しみです。

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