僕がWebディレクターとしてスケジュールをひく時に気をつけている5つのポイント

以前書いた「プロジェクトを問題なく進めるために気をつけるべき、たった4つのポイント「STOC」」の続きです。

Webディレクターは担当したプロジェクトを公開まで導くために、公開までのスケジュールをひきます。僕自身スケジュールのひき方は、先輩の仕事を参考にしながら独学で習得しましたが、スケジュールをひく時に気をつけているポイントがあります。

スケジュールは期日内にアウトプットを完成させるために作る

そもそも、スケジュールをどうして決めなければいけないのか。それは、どんな仕事でも期限があるからです。期限内に仕事を終わらせなければならないため、スケジュールを決める必要があるのです。

また、仕事とは期日内にアウトプットを完成させるために行います。アウトプットの「開始日」「制作期間」「完了日」を決めることが、スケジュールを決めるときに考慮すべき最も重要なポイントです。

「アウトプット」完成に必要な「タスク」の全量を洗い出す

「アウトプット」を完成させるために、実施する作業が「タスク」です。完成させるために、どのような「タスク」を行う必要があるのか、Webディレクターは必ず把握しておく必要があります。「アウトプット」単位で必要なタスクを全て洗い出さなければ、作業に必要なスケジュールを組み立てることはできません。

各タスクにどのくらいの時間がかかるのか把握しておく

Webディレクターに必要なのは、洗い出した各タスクを完了させるのに、どのくらいの時間がかかるのか把握しておくことです。ドキュメントの制作、デザインの制作、HTMLの実装、システムの実装など、Webディレクターが把握しておくべきタスクは多岐にわたります。

僕はスケジュールを決める際、規模の大きなプロジェクトや、特殊な機能の実装を行うようなプロジェクトにおいては、Webディレクターとして、担当者に必ずタスクと工数を確認してから、スケジュールを決めるようにしています。

Webディレクターが制作担当者に確認せずに、自分の勘でスケジュールを組み立てたり、コストにスケジュールを強引にあわせると、大抵タスクを完了させるために、納期間際に、夜な夜なキツイ作業を行わなければならなくなるのです。

クライアントの工数は自分たちが考えるより多く見積る

Webディレクターがスケジュールを組み立てるときに、意外と見落としがちなのはクライアントの工数です。Webサイトを制作してもらう過程で、クライアント側にタスクが発生する際のスケジュールを、Webディレクターはきつく設定するケースがあります。「アウトプット」を作った後、クライアントに確認を依頼するのですが、クライアントの担当者が「Web制作以外の仕事も担当している」ということを忘れ、「自分たちの仕事だけ担当している」と思いこんでしまうのです。この思い込みのせいで、Webディレクターがクライアントの信頼を損っている可能性があることに、気づいた方がよいと思います。

クライアントは、「自分たちの仕事だけを対応しているのではない」という考えを前提においた上で、制作スケジュールはクライアントにとって、無理のないスケジュールを組む必要があります。クライアント側の作業スケジュールは、Webディレクターが考えるスケジュールより、少し多く見積もるとよいと思います。

スケジュールがキツい箇所は、対策を事前に考えておく

スケジュールを組んでいると、どうしてもスケジュールがキツい箇所が出てくることがあります。どうしても期間内に対応しなければいけない場合、Webディレクターはスケジュールを組み立てた時点で、期間内に終わらせる方法を考えておく必要があります。

テンプレートを使って作業工数を減らす、作業内容自体を見直す、通常時より多くの人材を確保する、凄腕の技術者に仕事を短時間で終わらせてもらう、など方法は様々ですが、スケジュールが厳しいとわかった時点で、どの方法を採用すれば、スケジュール通り終わるのか。Webディレクターは、スケジュールから起こりうる問題を事前に想定し、対策をたてておく必要があります。

まとめ

スケジュールを決めることが、Webディレクターにとって重要な仕事だという認識は、ほとんどのWebディレクターは持っていると思いますが、スケジュールのたて方によって、仕事の進み方は大きく変わります。

Webディレクターにとって、「スケジュールをひく事」自体が重要ではありません。スケジュールを基に、そこから起こりうる問題を事前に想定し、対策を立てて、より質の高いアウトプットを生み出すように進行させることに、スケジュールをひく意味があるのです。

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