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シャレた大人が紹介してくれる音楽のガイドブック。高橋幸宏「心に訊く音楽、心に効く音楽 私的名曲ガイドブック」

   

サラヴァ !

図書館で音楽コーナーに並んでいる本を眺めていたら、本書が目に留まったので、思わず手にとってしまいました。僕はYMOの音楽が好きなのですが、聴き始めた頃は、「Riot In Lagos」や「Thousand Knives」など、坂本龍一さんの曲が好きだったのですが、最近は「Cue」や「中国女」など、高橋幸宏さんが作った曲をよく聴いています。

高橋幸宏さんはYMOことYellow Magic Orchestraのメンバーとして活躍していただけでなく、過去には伝説のロックバンドであるサディスティック・ミカ・バンドでも活躍し、ソロでも数多くのアルバムを発表しているミュージシャンです。そんな高橋さんが自身の音楽のルーツに関する回想や、過去の名曲のエピソードがまとめられているのが本書です。

高橋幸宏さんはジョージ・ハリソンが好き!

高橋幸宏さんの音楽のルーツとしては、「Scola~坂本龍一 音楽の学校~」という番組を観ていたので、ビートルズからの影響については知っていたのですが、特にジョージ・ハリソンがお気に入りだということは、この本を読むまで知りませんでした。

高橋さんは本書の中で、「ジョージが理想の音楽家像」とまで書いています。音楽性に惹かれるだけでなく、ファッションデザイナーとしても長いキャリアを持つ高橋さんから見ても、ジョージ・ハリソンは特別おしゃれなのだそうです。

よく考えると、ジョージ・ハリソンのビートルズでの一歩引いたように見える立ち位置というのは、高橋さんのYMOでの立ち位置にも通じる気がします。

細野さん、坂本さんについて語る高橋幸宏さんが読める

僕はYMOのファンなので、特にYMOに関する箇所については、ぐっと身を乗り出して読みました。「Rydeen」や「Cue」の誕生エピソードはもちろんのこと、個人的にはSketchShowの結成から、現在のYMOの活動に至るまでの考え方の変化が、とても面白かったです。

また、本書には高橋幸宏さんから見た、細野さん、坂本さんの凄さについて語られています。

教授は、ものすごくオリジナリティを持った演奏家です。
(中略)
細野さんは、もう天才です。
(中略)
3人に言えるのは、細野さんはベーシストとして、教授はピアニストとして、ぼくはぼくでドラマーとして、確固たる自分のスタイルを持った演奏家だということです。そこは誇りにしたいですね。

YMO以外にも加藤和彦さんとのエピソードや、海外ミュージシャンとの交遊録など、高橋幸宏さんの半生がたくさんのエピソードと共に収められています。文体は高橋さんらしく軽いタッチで書かれているので、さらっと読むことが出来ます。おすすめです。

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本書を読んで、興味を持った方はこちら

高橋幸宏さんのトリビュートアルバム。
ジェームス・イハ(Smashing Pumpkins)が参加しているんですねー。聴いてみたい。

昨年行われたYMOのNHKでのスタジオライブを収録したDVDはこちら。

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