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武岡優斗の1対1はお金を払う価値がある守備だ!

   

レナトがドリブルを開始する時、大久保がグラウンダーのクロスにファーサイドから走りこむ時、川崎フロンターレのサポーターは得点への期待を感じて、前のめりになります。ただ、攻撃の時ばかり前のめりになっていた川崎フロンターレのサポーターが、守備の時の前のめりになる瞬間があります。

右サイドで相手選手が1対1を武岡に仕掛けた時、川崎フロンターレサポーターは心の中でこう思います。「来るぞ、来るぞ、対人来るぞ。」と。

2015年7月に行われる東アジア選手権の候補50人の中に、武岡の名前がありました。サプライズ過ぎて、サプライズとしても取り上げられないくらいのサプライズ。しかし、川崎フロンターレのサポーターであれば、彼の選出にクビをかしげる人はいないと思います。今、対人の守備だけでサポーターを前のめりに出来る男、それが武岡優斗です。

ファウルをせずにボールを奪う

武岡の1対1の凄さは、ファウルをしないで、タックルをしないでボールを奪うことが出来る事です。相手のステップにあわせて、身体の動きをコントロールし、身体からボールをわずかに離れた瞬間に、ボールと相手の身体の間に自分の身体を滑り込ませ、ファウルせずにボールを奪ってみせます。

また、相手が身体をぶつけてきても、バランスを崩しません。常に背筋をピンと伸ばして、バランスを崩さないので、相手のステップやスピードの変化に、柔軟に対応することが出来るのだと思います。

相手の良さを出させた上で、ボールを奪う

武岡の1対1が観ていて面白いのは、他の1対1が強い選手とは、止め方が違うからだと思います。同じように1対1が強いFC東京の徳永は、仕掛けてくる相手選手の良さを出させる前に、身体を入れたり、間合いを詰めて、ボールを奪ってみせます。何気なくボールを奪ってしまうので、凄いプレーなのですが、見た目は地味です。

武岡の1対1は、まず相手に仕掛けさせます。仕掛けた相手にあわせて、身体を入れて、止めてしまう。相手のドリブルの仕掛け、仕掛けを止める守備、1対1の攻防を楽しめた上で、きっちりと止めてくれるので、サポーターが前のめりになるのはわかります。

昨年のファン感でサインを求める人は少なかった

昨シーズンのファン感で武岡のテントにサインを求める人は、多くはありませんでした。サイドMFとして、右サイドバックの控えとして出番も少ない選手に、サインを求める人が少なかったのは、当然だと思います。しかし、武岡はそんな時期に、力を貯めていました。普段の練習でレナトと1対1を繰り返すことで身につけた守備で、シーズン残り3試合でレギュラーを奪取しましたが、僕は、シーズン残り3試合のプレーがなければ、今年の武岡の契約は怪しかったんじゃないかとすら思っています。

レナトと1対1を練習したら、本職でない守備が強くなった。そんな漫画みたいな話があるのかと思うのですが、コツコツと積み重ねてきた努力が、花開いた結果だと思います。

武岡の1対1こそお金を払って観る価値があるプレー

武岡の1対1は、お金を払って観る価値がある、プロのプレーです。相手の良さを出させた上で、最後にはファウルせずに止める。こういう守備が出来る選手は、日本人にはあまりいません。守備だけでいえば、日本代表の選手より上だと思います。

元MFの選手が、守備で日本代表に上り詰める。そんなシンデレラ・ストーリーがあるのが、プロサッカーの世界です。武岡の日本代表入りは、僕は十分可能性はあると思います。どこまで武岡が突き進んでくれるのか、引き続き注目したいと思います。

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