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ゼロトップは世界の最先端なのか -日本対ブラジル 雑感-

      2016/02/27

0-4に終わった日本対ブラジル戦。ブラジルの強さばかり目立ったゲームですが、気になったのは、両チームのフォーメーションです。

ブラジル、日本、両チームともFWにセンターフォワードの役割を果たす選手がいませんでした。ブラジルの2トップを務めたネイマールとフッキは両サイドにポジションをとっていましたし、日本の1トップを務めた本田は中盤やサイドにポジションをとって、中央には誰もいない時間がありました。

中央にFWがいないフォーメーションを、ゼロトップ(トップレス)と呼んでいます。FCバルセロナが導入して有名になったフォーメーションですが、両チームのように、徐々に市民権を得つつあります。ゼロトップは、どんなメリットがあるのか?簡単にまとめてみました。

中盤で数的優位を保ちやすい

最大のメリットは、中盤で数的優位を保ちやすいことです。中盤でプレーする選手が通常2人か3人配置するエリアに4人配置できるので、数的優位を保つことができます。

中盤で数的優位を保ち、ボールを保持する時間を長くし、得点の機会を増やしつつ、守備のリスクを減らしたいチームには、最適なフォーメーションと言えます。

スピードの上がった状態でゴール前に飛び込める

本来いるべきセンターフォワードのポジションに選手がいないということは、その分スペースがあるということです。

中央にスペースを作っておくことで、スピードを上げてゴール前に侵入することが容易になり、得点のチャンスを増やすことができます。ブラジルはカカが、空いた中央のスペースを、持ち前のスピードを活かして、効果的に攻撃を仕掛けていました。

ターゲットがいないため、正確な技術が要求される

ゼロトップのデメリットは、明確なターゲットがいないので、相手の守備が強い場合、攻撃が組み立てづらくなることです。そのため、プレーする選手の技術が高くないと成立しないフォーメーションと言えます。

日本とブラジルは、共に自分たちの技術を強みに、攻撃を仕掛けるのを得意としているチームです。世界のサッカーをリードするスペインも、自分たちの強みを活かすため、ゼロトップを採用しています。

技術を強みに戦っていこう、と考えるチームは、今後続々とゼロトップを採用し始めるとは思いますが、ゼロトップが世界の主流になるのかどうかは、もう少し様子をみたいと思います。

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